もっと知りたい洗濯代行! 法人利用や店舗利用の実際
洗濯代行サービスは個人利用だけでなく、企業や団体などの法人利用、店舗利用も多くあります。エステサロンやリラクゼーションサロン以外にも、実は洗濯代行サービスは意外な場所で活躍しています。今回は、意外と知られていない法人利用の実際や活躍場所についてお話しします。
法人利用や店舗利用の特徴
企業や団体からの依頼は、一時的な依頼もあります。年に数回の社内イベントや団体の集まりで使用したユニフォームの洗濯などです。ユニフォームは、SサイズMサイズLサイズといくつかのサイズがあります。洗濯代行サービスでは、洗濯をしたあとにたたんで納品をします。法人利用では、サイズ分けして納品、たたみ方の指定も多く、洗濯代行サービスは細かな要望にこたえています。
店舗利用の特徴は集配の曜日です。土日に営業している店舗は、土日の来客が多いため月曜や火曜の集配を希望する傾向があります。曜日固定の集配は、月水金もしくは火木土の週3回集配が多いです。
また、店舗利用では想定外の予約が入り翌日配達の希望もあります。自社集配の場合は、都合をつけて翌日配達できるように調整できることもあります。ただし、スピード対応になるため別途追加料金がかかることもあります。
法人利用されている意外な場所。洗濯代行の活用例を紹介
企業や団体の法人利用では、エステサロンやリラクゼーションサロンからの依頼が大部分を占めています。しかし最近は、意外な場所からの依頼も増えています。ここからは、洗濯代行サービスが利用されている意外な場所を紹介します。
<民泊>
民泊とは、個人が所有している家や別荘を有償で貸し出すサービスです。宿泊中に使用するタオルやシーツは運営者が提供します。民泊は民宿とは違い、リネンサプライを利用するほど規模は大きくありません。そのため、民泊運営者は利用者が使ったタオルやシーツの洗濯は運営者自身でやっていました。しかし、家族経営の民泊では数世帯分の洗濯が大きな負担になります。そこで洗濯代行サービスを利用する民泊が増えているのです。洗濯代行サービスは、シーツやタオル類、足ふきマットからシーツまで種類を問いません。ただ、シーツ類にアイロンがけは行っていないため、素材選びには注意が必要です。麻や毛が入っていると乾燥機にかけたときに縮み、強いシワが残ります。ホテルでは、シーツにアイロンをかけますが、民泊ではベッドメイキング時にシワをのばす程度で対応しているところが多いようです。
<オリンピックなどの国際イベント>
国際イベントには、さまざまな国から人がやってきます。オリンピックのような大きな国際イベントになると選手だけでなくスタッフも来日するため、ホテルのランドリーサービスやランドリーコーナーだけでは対応が難しくなります。そこで洗濯代行サービスの利用が増えているのです。洗濯代行サービスは、ひとり一人にランドリーバッグを渡し、洗濯物を入れるだけです。ランドリーコーナーは、日本語表示されている洗濯機の使い方がわからず困る外国人もいます。洗濯代行サービスならば、ランドリーバッグごとに洗濯機を回し、バッグごとにたたんで配達します。
<整体サロン・カイロプラクティック>
新型コロナウィルスの影響からおうち時間や在宅勤務が増えています。今までよりも体を動かす機会が減り、腰痛やコリに悩まされ、整体サロンを訪れる人が増えています。整体サロンは、ベッドに大判のタオルを敷いて施術をしています。今までならばサロン内で洗濯をしていたけれど、使用量が増えてサロン内の洗濯だけでは対応できなくなり、洗濯代行サービスを利用する整体サロンが増えているのです。
整体サロンやカイロプラクティックで使用するタオル類は、直接肌に触れるため皮脂や汗がつきます。衛生面に敏感になっている今だからこそ、洗濯は洗濯のプロに任せたいと考えるサロンが増えています。
個人利用よりも量が多い法人利用や店舗利用のメリットとは
個人利用は、約38Lサイズのランドリーバッグを使用します。一方、法人や店舗は規模に応じて40Lから140Lまでさまざまなサイズのランドリーバッグを使用しています。
1回の集配量が多いことは、洗濯代行業者にとってもメリットがあります。そのため、1回の集配量が多く一定以上の売上が見込める場合は、急な集荷依頼や翌日配達にもできる限り対応します。また、定期的に一定量が見込める場合には法人単位、店舗単位で別途見積を作成する業者もあります。
洗濯物の種類ごとに利用する洗濯サービスを使い分ける方法もありますが、ひとつのサービスにまとめることで、よりコストダウンできる可能性もあります。
おわりに
0円起業や1円起業がブームになり、法人利用と個人利用の間になる小規模店舗が増えています。洗濯代行サービスは、サービス内容を細かくわけることで、どのような規模の顧客にも対応できるようになっています。「うちの場合はどうなるのだろう」と思ったら、まずは気軽に洗濯代行業者に相談してみるといいのではないでしょうか。