高齢者とその家族の利用が急増! 洗濯代行を高齢者が利用する2つのメリット
洗濯代行を利用する高齢者やその家族が増えています。洗濯代行は、単身で暮らす高齢者のお手伝いだけではなく、がんばり過ぎない介護や高齢者の自立した生活のお手伝いもしています。今回は、洗濯代行を高齢者やその家族が利用するメリットについてお話しします。
洗濯代行は介護の負担軽減ができる
「介護はがんばり過ぎないことがポイントです」という言葉をよく聞きます。しかし、洗濯物は毎日必ず出てくるものであり、がんばらないわけにはいかないことです。とくに介護中はタオルや肌着などの洗濯物が多く、別居家族の場合は洗濯のために少なくても週1～2回の頻度で通わなければなりません。往復の時間と洗濯時間をあわせれば半日以上は必要です。仕事をしている人ならば、半休や休暇をとらなければならないでしょう。
洗濯代行は、コインランドリーのように洗濯物を持ち運ぶ必要がありません。また、家事代行のように代行業者の仕事中に立ち会う必要もありません。ランドリーバッグに入れた状態で玄関前に出しておくだけなので時間の負担も少なくなります。
洗濯代行の利用依頼は集荷5時間前まで受付可能です。仕事をしている方ならば、会社の昼休みにスマートフォンから集荷依頼をして、会社帰りに立ち寄ってランドリーバッグを玄関前に出していくこともできます。集荷は、不在時でも玄関前に置いておくだけで集荷できます。集荷後はメールなどで集荷完了の連絡が届きます。
置き配が心配だったり、置き配ができなかったりする場合は、高齢者の自宅に行くタイミングにあわせて随時スマートフォンから予約することもできます。洗濯代行は必要なときに随時依頼ができるため「明日は洗濯代行が来るから行かなくてはいけない」ということもありません。
単身高齢者の自立した生活を維持することができる
単身高齢者がすべての家事をこなすことは大変です。とくに家事に不慣れな人がなんらかの事情で突然ひとり暮らしになり、家事の負担を大きく感じている人もいます。単身世帯ならば月1万円程度で洗濯代行サービスを利用することができます。月1万円で日常生活のストレスを軽減できるならば、けして高くはない値段ではないでしょうか。
高齢者の中には、できるだけ自分の力だけで生活をしたいと思っている人もたくさんいます。体が思うように動かず洗濯が負担になっていても、子どもや他人に迷惑をかけたくないから無理をしてがんばり続ける人もいます。手を出してやってあげることは簡単です。
しかし、それでは高齢者のプライドを傷つけてしまう可能性があります。そんなときにも洗濯代行は活用されています。自分で洗濯機を回して干して取り込むことはしないけれど、自分の手でランドリーバッグに詰めて業者に引き渡すことで「自分でやっている」「自分でできている」という感覚をもつことができます。洗濯代行の申し込みは、インターネットからできますが、スマートフォンやパソコン操作が苦手な場合は電話依頼も可能です。
健康的な生活を続けるコツは自分のことは自分でやることです。とはいっても洗濯は肉体労働であり、高齢者が無理をすればケガをするかもしれません。洗濯代行には無理をせずに自分にできることを続けられるメリットがあります。
高齢者やその家族が使いやすい洗濯代行業者を選ぶポイント
洗濯代行サービスは、それぞれの業者で特徴があります。高齢者やその家族が洗濯代行サービスを利用するときには、利用目的にあった業者を選ぶようにしましょう。
高齢者はスマートフォンやパソコンの操作が苦手かもしれません。洗濯代行サービスのほとんどはインターネットからの申込ですが、電話受付をしている業者もあります。時間変更やキャンセルの連絡も電話連絡できるかは確認したいひとつ目のポイントです。
ふたつ目のポイントは支払い方法です。高齢者はカード詐欺を警戒して現金払いを希望することがあります。洗濯代行サービスの支払い方法は、クレジットカード払いが多いですが現金払いに対応しているところもあります。
最後のポイントは、自社集配をしていることです。洗濯代行サービスには自社集配と宅配業者による集配の2種類があります。自社集配とは、洗濯代行業者が直接集配を行うことです。宅配業者は宅配便の業者を介して集配することです。高齢者が利用するときには自社集配の業者を選ぶといいでしょう。なぜならば、自社集配の方が融通は利くからです。例えば、突然病院に行くことになり集配の時間を変更したいとき、自社集配ならばある程度融通が利く可能性があります。
おわりに
高齢者は、できれば人の助けを借りることなく自分の力で生活をしたいと考えます。その家族は、できれば手を出して助けたいと思います。両者の希望を上手に叶える方法が洗濯代行サービスではないでしょうか。高齢者の単身世帯は今後も増えていくと言われています。代行を上手に取り入れることができれば、無理をしない自立した生活を維持することはできるのではないでしょうか。